アンコウといえば深海の珍味。
吊るし切りで有名ですね。
あのとんでもない見た目の魚を「うーん、いっちょ食ってみっか」「めんどいな…吊るして切ってみっか」と試行錯誤された先人には心底尊敬し申し上げます。
茨城県がアンコウの名産地と聞いて、納豆のてんぷらを食べてみたくて水戸に行ってきました!
駅前広場に水戸光圀公御一行がいらっしゃってテンションが上がります。
ご当地ゆるきゃら「みとちゃん」は納豆、梅、黄門様という水戸市名物をフルコンボ。
これまでも見かけたことはありましたが、実際に行った今、おかげさまで解像度が上がって読み取れる情報が増えました……!
これまでは水戸=納豆のイメージしかなくて、梅の花に気付いていませんでした。
人間の目っていい加減ですね。
街路樹を始め、そこら中に梅が植えられていて驚きました。
お恥ずかしながら偕楽園を知らなくて。
まだまだ修行が足りません。
とはいえまずは腹ごしらえ!
「元祖あんこう鍋 山翠」さんへあんこう鍋を食べに行きました!
SNSなどで検索したところかなりの有名店とのこと。
開店少し前に伺った段階で前に2組のお客さんが待っていらっしゃいました。
事前予約の団体客さんがいらしていて案内が遅れるかもとのお話も。
すごく、人気店です。
かなり覚悟していたのですが、半時間くらいの待機で席に着くことができました。
予約なしで食べられる「あんこう鍋」をお願いするつもりだったのですが、普段予約しないといけない「どぶ汁」が注文できることが分かり、今回はあんこうのどぶ汁にチャレンジすることにしました!
※冬季限定メニューで、2人前から注文可能なメニューだそうです。
鍋で煮込まれる前にあんこうのお披露目がありまして。
フグのようなぷりっぷりの身がおいしそうです。
丁寧にどこの部位かも店員さんにご説明いただきましたが、、、はじめて見るあんこうに夢中であまり覚えていません。
おそらく「あんこうの7つ道具」が全部入っているのかなと思います。
おそらく……。
美味しそうなあんこうは1度台所に戻っていき、とても美味しそうなどぶ汁になって帰還。
どぶ汁は漁師鍋で、あん肝を乾煎りしてから味噌と出汁で煮込んだ鍋だそうです。
出汁がしっかり効いているからか、味噌で辛いということは一切ありませんでした。
コクがあっておいしいおつゆです。
あんこうの出汁が出ているから余計においしいのかもしれません。
あんこうの身は肉厚でプリっとしていて上品でとても美味しかったです。
鍋に入ることもあるタラよりももっと弾力のある触感で、甘みも上品。
皮は弾力があって分厚くてぷるっぷるで、味もさることながら触感が楽しいです。
火が通ると皮の黒さが際立つのであんこうが黒い魚だと思い出すことができます。
肝類も臭みは全くなく、おいしいおいしい言いながらはふはふいただきました。
締めには雑炊もいただいて、おなかいっぱいで大満足です!
写真を撮り忘れたのですが、納豆のてんぷらもいただきました。
「あの」納豆をてんぷらにするイメージが全く沸きませんでしたが、こちらもとてもおいしかったです。
納豆は火を通すとネバネバがうまみに代わるのでしょうか?
香りは間違いなく納豆なのですが、発酵させたクリーミーな大豆がてんぷらに入っているなという味でした。
美味しいものにたくさん出会えて幸せです。
お腹がいっぱいになったところで偕楽園へ移動。
最寄り駅は水戸から上り方面に1駅隣の「偕楽園」駅ですが、この駅は下りのホームしか存在しないため、電車で行くには少々コツが必要です。
水戸からは2駅隣の赤塚までいったん戻って、改めて偕楽園に戻ってください。
梅の季節のみ電車が停まる特別な駅とのことなので、ホームに降り立っただけでわくわくします。
今回は腹ごなしがてら歩いて向かうことにしました。
梅といえば南高梅くらいしか知りませんでしたが、色や形、枝ぶりなど、たくさん種類があることが分かりました。
桜もきれいですが、梅もきれいです。
元々日本人にとって「花」といえば桜ではなく梅だったそうですね。
初めての梅の花見に心が躍りました。
私の撮影技術が全く追いついていないのでみなさまも機会があればぜひ!
時間に余裕があれば徳川ミュージアムにも行ってみたかったのですが今回は見送り。
こちらは刀剣乱舞の聖地です。
いつかきっと伺います……!
いつか食べてみたかった藁納豆をお土産に買いました。
匂いが、つおい。
食べるの楽しみです!